コードステップカウンター:ソースの新規・修正・流用ステップを自動集計
変更前後のソースコードを比較して新規・修正・流用ステップを自動集計。
開発規模の見える化や工数見積もりに役立つエンジニア向けツールです。
⚠️ スマホでご覧の方へ:ダウンロードはWindows PCから行ってください。
1.ソフトの概要:コードステップカウンターとは?
「コードステップカウンター」は、ソースコードの変更前後を比較して
新規・修正・流用ステップを自動集計できるWindows向けのツールです。
複雑なプロジェクトでも、コードの変更箇所や流用部分を簡単に把握でき、
開発規模の見える化や工数見積もりに役立ちます。
また、C#、VB.NET、Java、C/C++、Python、PHP、Ruby、Perl、JavaScript、TypeScript、HTML、XML、CSS、SCSS、Shellスクリプト、PowerShell、SQLなど
複数言語に対応しており、プロジェクトの種類を問わず活用可能です。
ExcelやCSV形式で集計結果を出力できるため、プロジェクト管理や報告書作成にも便利です。
こんな方におすすめ
- 開発チームで作業効率を向上させたいエンジニア
- プロジェクト規模や進捗を可視化したいチームリーダー
- コード修正や流用箇所を正確に把握したい方
コードステップカウンターを使えば、従来手作業で行っていたステップ集計作業を
自動化・高速化でき、開発効率の大幅向上が期待できます。
2.主な特徴:ソース比較で開発ステップを自動集計
変更前後のコードを自動で比較し、修正箇所を即把握
ソースコードの変更前後を行単位で自動比較。 新規・修正・流用ステップを正確に集計できるため、大規模プロジェクトでもどこが変更されたか一目で把握できます。集計結果をExcel/CSVに出力して工数管理に活用
集計結果をExcelやCSVで出力可能。 過去の変更量やステップ数を確認して、開発工数の見積もりや報告書作成に役立てることができます。複数言語プロジェクトでも統一集計
C#, VB.NET, Java, Python, PHPなど、非常に多くのプログラミング言語に対応。 フロントエンドとバックエンドで異なる言語を混在させたプロジェクトでも、統一フォーマットで集計できます。修正判定の精度を向上し、レビュー負荷を軽減
変更行だけでなく、流用行やコメントを除外した精度の高い判定を実現。 これにより、コードレビューや品質チェックで確認すべき箇所を正確に抽出できます。大量コードも高速処理で即集計
数万行のソースコードでも迅速に比較・集計が可能。 大規模プロジェクトや複数言語を扱う場合でも、処理待ち時間を最小化できます。3. 使い方:ダウンロードから操作までの手順
1. ダウンロードとインストール
「コードステップカウンター」には ZIP版 と Microsoft Store版 があります。
お好みの方法で入手してください。
- ZIP版の場合
- stepcount100.zip をダウンロード
- ZIPファイルを任意のフォルダに解凍
- 解凍したフォルダ内の
コードステップカウンター.exeを起動
- Microsoft Store版の場合
- Microsoft Store のページ にアクセス
- 「ダウンロード」ボタンを押してインストール
- デスクトップまたはスタートメニューに追加された「コードステップカウンター」を起動
2. アプリを起動
- 「コードステップカウンター.exe」を起動
- 比較したいソースコードのフォルダを指定
- 集計を開始
3. 操作方法
- 変更前後のソースコードフォルダを選択
- 自動で新規・修正・流用ステップを集計
- 集計結果を確認
- 新規ステップ:変更後に追加された行。例:新機能や新処理のコード行
- 修正ステップ:変更前後で内容が異なる行。例:既存コードの改良や修正行
- 流用ステップ:変更前と全く同一の行。例:既存コードをそのまま再利用
- 必要に応じて Excel/CSV 出力で詳細分析やレポート作成
4. 活用シーン:具体的な利用例と効果
大型Webアプリの開発規模を把握
ソースコードの新規・修正・流用ステップを集計することで、
プロジェクト全体の規模や作業量を可視化できます。
例:複数人で開発しているWebアプリで、どの機能にどれだけのコード修正があったかを確認したい場合。
新機能追加の工数を正確に見積もり
過去のコード修正履歴を元に、必要工数を自動算出できます。
例:新機能の追加前に、過去の類似機能の修正量をもとに実装期間を予測。
レビュー対象の修正箇所を即座に特定
修正・流用ステップを一覧化することで、レビュー対象箇所を効率的に把握できます。
例:複数人で行うレビューで、重要な変更箇所だけをピックアップしてコメントや確認を行う場合。
多言語混在プロジェクトを統一管理
VB.NET、C#、HTMLなど複数言語を混在するプロジェクトでも、統一フォーマットで集計可能。
例:フロント/バックエンドで異なる言語を使用しているプロジェクトでも、総ステップ数を一元管理でき、全体像を把握しやすい。
過去プロジェクトから改善ポイントを抽出
過去のプロジェクトのコード修正パターンを分析することで、開発効率や品質向上のための改善点を発見できます。
例:同じバグが頻発する箇所や、流用が多い箇所を特定して次回の設計に活かす。
新人研修でコード修正傾向を可視化
新人エンジニア研修やチーム内教育で、コード変更量や修正の傾向を可視化して理解を促進。
例:新人が書いたコードの修正量を確認し、指導ポイントを明確にする。
5. よくある質問(FAQ):操作や機能の疑問を解決
Q1:新規・修正・流用ステップとは何ですか?
A1:修正前後のソースコード比較の結果、各行が以下のように分類されます。
● 新規ステップ:
変更後のソースコードに追加された行です。(例:追加処理・機能のコード)
● 修正ステップ:
変更前後で内容が異なる行です。
(例:既存コードを改良・修正)
● 流用ステップ:
変更前と全く同一の行です。
(例:既存コードをそのまま再利用)
Q2:新規+修正+流用 = 総ステップとして考えてよいですか?
A2:はい、そのとおりです。
総ステップ数 = 新規ステップ + 修正ステップ + 流用ステップ で算出されます。
ただし、コメント行や空行などは自動的に除外されるため、総ステップ数は
実際のファイル行数とは一致しない場合があります。
この集計方式により、実際に開発作業に関わるコード量のみを正確に把握できます。
Q3:比較単位とは何ですか?
A3:比較単位とは、ステップカウント(新規・修正・流用の集計)を行う際の分析の粒度を指します。
本ツールでは、目的に応じて次の3種類の単位から選択できます。
● ファイル単位:
ファイル全体を1つのまとまりとして比較します。最もシンプルで、すべての言語で利用できます。
● モジュール単位:
ファイル内の関数やサブルーチン単位で比較します。大規模ファイルでも変更箇所を把握しやすくなります。
● クラス単位:
オブジェクト指向言語では、クラスや構造体ごとに比較します。クラス単位での修正量を可視化できます。
Q4:どの言語で「クラス単位」を使えますか?
A4:以下の言語はクラスやモジュール構造を持っているため、クラス単位の比較が可能です。
- C#(.cs)
- VB.NET(.vb)
- Java(.java)
- C++(.cpp, .h)
- Python(.py)
- PHP(.php)
- Ruby(.rb)
- TypeScript / JavaScript(.ts, .js)
- Perl(.pl, .pm)
一方、HTML・XML・CSS・SQL・ShellScript など構造を持たない言語では「クラス単位」のラジオボタンは自動的に無効化されます。
Q5:「クラス単位」が選べないのはなぜですか?
A5:クラス構造を解析できない言語(HTML、XML、CSS、SQL、シェルスクリプトなど)では、比較の基準となる定義が存在しないため、 自動的にファイル単位での比較に切り替わります。
Q6どの単位を選ぶのがおすすめですか?
| 開発規模 | おすすめ単位 | 理由 |
|---|---|---|
| 小規模スクリプトや設定ファイル | ファイル単位 | 構造が単純で分割の必要がないため |
| 中規模プログラム(複数関数) | モジュール単位 | 関数単位の変更把握に適している |
| 大規模開発・オブジェクト指向言語 | クラス単位 | クラスごとの修正量を明確にできる |
6.私が「コードステップカウンター」を開発した経緯
「コードステップカウンター」は、大量のコード修正や流用箇所を
手作業で把握するのは時間がかかるという課題から開発しました。
従来の無料ステップカウンターは多言語対応が不十分で、
大規模プロジェクトでは管理や分析に多大な手間がかかっていました。
幅広いプログラミング言語を用いたプロジェクトでも、
簡単に変更箇所を把握できる自動集計ツールが必要でした。
この課題を解決するため、ソースコードを比較するだけで
新規・修正・流用ステップを自動集計できるツールを開発しました。
こうした課題を解決するために、次の特徴を軸に開発しました:
- 高速処理:数万行のコードでも瞬時に集計できる処理速度の実現
- 複数言語対応:C#, VB.NET, Java, Python など、多言語プロジェクトでも利用可能
- Excel/CSV出力:集計結果をそのまま管理資料や報告書に活用可能
- 精度の高い判定:新規・修正・流用ステップの正確な分類で信頼性を確保
これにより、従来手作業では困難だったコード分析や
工数見積もりを迅速に行えるようになりました。
開発者やチームリーダーにとって、実務で即戦力になるツールとして活用可能です。
7.更新履歴:バージョンごとの変更点
Ver.1.0.0:初回リリース
8.修正依頼:機能追加や不具合修正を依頼する
機能追加や不具合報告は、こちらのフォームからご連絡ください。
