
鉄道ヲタクを自称する友だちに誘われ、
鉄道のイベントについて行ってみることにした。
家にいても暇だし、たまには変わった世界も見てみたい。
そんな軽い気持ちだった。
そこが、一般人の想像を遥かに超えた、
理解しがたい場所であることを知らずに・・・。
会場に到着した。
イベント開始前から早速、長蛇の列ができていた。
何の列かは分からないまま、ひとまず並んでみる。

イベントが始まったらしく、一斉に列が動き出した。
何も知らない僕は、ひとまず列に続いて歩いた。
周りの鉄ヲタと思われる人たちは興奮しているようだった。
それは、激しく、凄まじい戦いのはじまりに過ぎなかった。
イベントが始まったらしく、一斉に列が動き出した。
その列は、建物の中につながっていた。
既に、狭い部屋の中で鉄道ヲタクたちの熱く、激しいバトルは始まっていた。

看板、時刻表、路線図・・・、
そしてガラクタにしか見えない大量の鉄のかたまり・・・。
それに群がり奪い合う鉄ヲタたち。
理解しがたい光景がそこらじゅうで繰り広げられていた。


遠慮というものはその世界には存在しなかった。
四方八方から押され、もまれた。
大人だけかと思いきや、
小さな 子どもの鉄ヲタ も必死に僕を押してくるじゃないかΣ( ̄□ ̄;)!!
一体どうなってるんだ。
出口を目指して進もうとするも、身動きがまったく取れない。
とにかく出口を目指した。人ごみにもまれつつも、なんとか抜け出した。
”スーパーの激安セールのおばさんたち” も、
おそらくこんな感じなのだろう・・・と納得してしまったのだった。
それから1時間後には、めぼしい物はなくなったらしく、
掘り出し物セールは一段落していた。
その隣の部屋でも先ほどの部屋と同じような風景が広がっていた。
ただ、そちらは 数千〜数万 と、高額。


でもやっぱり、どう見てもガラクタだけど(笑)
また、別の場所では、忘れ物堂々1位の「傘(かさ)」が200円で投売りされてた。
一般人にとって唯一、価値を認めることのできるモノだと思う。

イベント開始から4時間が経過・・・。
ついに僕は、メインイベントを目の当たりにすることになるのである。
果たしてそれは、一体・・・!?
オークションだった。

看板やら、表札やら限定グッズが
数万から数十万くらいの高値で落札されていった。
どうやら、鉄道ヲタクにも自分の 守備範囲(こだわり) というものがあるらしく、
看板に熱い人もいれば、特定の路線に執着する人もいるようだ。

特に廃止になった路線関連のものや、
一日限定で使われたものは価値が極端に上がるらしい。
そして、オークション、最後の目玉がこれ↓

価格が凄まじい勢いで上がっていって、最後は 80万円 で落札されたのだった。
部屋に置いても邪魔になるだけのガラクタなのに・・・。信じられない。
◆後記
今回、鉄道のイベントに参加した中で
鉄道ヲタクたちの実態が浮き彫りになっていった。
最後まで理解できない世界が繰り広げられていたが、
「○○が好き」
「何か打ち込めるものがある」
という”ヲタクの精神”は、ヲタク特有の特別なものとは言えない。
実は、誰の心の中にもきっとある共通のモノなのだ。
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